2025年はWindows 95が発売されてから30年(日本では正確には1995年11月23日なので1年近く先)という事で30年前のPCをいじってみる事にしました。
という事で今年は合間を見てWindows 3.1とWindows 95について書いていければと思っています。
まずはFMV-466Dspを引っ張り出してみる事に。
FMV-466Dspは富士通のFMV発売記念モデルですね。
価格もそこそこ高かったのですが、当時3000台を1ヶ月半で売り切った様子。
自分のは店頭デモ機の中古品を1995年に購入しました。
ただ特徴のVIPER VLBがWindows 95には非対応というオチに。
ちゃんと限定モデルの証拠の箱。
本体後ろのモデル名のシール
1993年11月製造です。
しかし久々に起動させようとしたらCMOSエラーが発生して起動しない。
バッテリーがダメになったかと開けて中を見てみるとバッテリーがハンダ付けされている....。
しかも小型の小さいやつでした。これはバッテリー持たないか。
とりあえず、バッテリー交換の必要があってパーツ入手が必要なので今回は断念。
ボタン電池を交換出るタイプに交換かな。
という事で、FMV-466Dspは断念して、ジャンクで手に入れていたFMV-450sD3を動かしてみる事にします。
PCはFMV-DESKPOWERの初代モデルですね。1994年10月31日発表です。
FMV-450sD2が初代モデルなのですが、商品名上ではFMV-450sD3もFMV-450sD2となっている...。
可能性的には想定外に売れてFMV-450sD2の部材が尽きてしまって次のモデル部材を急遽使ったという所でしょうか。
1994年の年末商戦は定価23万8千円を17万8千円、プリンターセットで20万円程度で販売して当時バカ売れした様子です。
1990年FMVの顔として高倉健さんを起用したのもこのDESKPOWERの初代モデルからです。
所有している本体です。
1995年1月製造です。年明け出荷分からモデルが切り替わった感じですかね。
こちらもCMOSバッテリーが尽きて起動できなかったのでバッテリー交換します。
写真の上側の電源配線の横にボタン電池ホルダーがあります。ここの電池を交換すればOK。
コンデンサーなども見た目は問題なさそうです。
メモリは32MB×2枚で64MBとなっています。
このマザーは64MB以上は認識しない様子でそれ以上増やしてもメモリ容量は上がりませんでした。
CPUは入手時からPentium OverDriveが搭載されていました。
というか、486 CPU搭載モデルで、純486搭載モデルって所有していない様な。
ファンが汚れ気味なので、清掃が必要ですね。
チップセットは、当時のFMVはAcer製のロジックボード使っていいたので、ALI M1429GとALI M1431のチップセットです。
486 CPUのVLバス(VESA ローカルバス)対応のチップセットです。
VLバスは486 CPUのメモリの信号線をそのままバスに使っていたため、実質486 CPU専用と言える規格でした。
そして、FMV-450sD2とFMV-450sD3の一番の違いと言えるのが、拡張スロット用のサブボード。
FMV-450sD2はISAとVLバスのみですが、FMV-450sD3はPCIバスが追加されています。
チップ周りを拡大。
ALIのM1445のPCIチップセットです。
VLバスの下についている様な印象です。
試しにPCIのイーサネットカードを付けるとBIOS画面でリソースコンフリクトの表示が。
Pentium世代のPCIの様にリソースを調整する機能はこの時代には無さそうな感じです。
という事で現実的には、ISAとVLバス専用かな。
HDDも生きていたのでWindowsが起動できました。
入っていたのはWindows 3.1からアップデートしたWindows 95だったので
不要なのをアンインストールしてWindows 3.1へ戻してみました。
いやぁ、今見ると使い方忘れていたw
UIの進歩をみるとWindows95はターニングポイントだったなぁと感じます。