30年前のPCで遊ぶ第2弾です。
今回は自分が自宅でWindowsを本格的に使い始めた富士通 FMV-DESKPOWER H(FMV575D4)ですね。
1997年にFMV-DESKPOWER TII16を購入するまではメイン機として使用していました。
他に当時はNEC PC-9821As3を所有していましたが、こちらはDOSゲーム専用だった気がします。(現在も所有)
PC-9801系は過去の資産の引っ張り出しもあるのでそのうち動作確認せねぱ。
なお今回の本体はジャンクで手に入れた物です。
黄ばみはあるけど実際見て比較的綺麗な個体でした。
背面のシール。
FMV-575D4 モデル17Sなので、FMV-DESKPOWER Hですね。
1995年8月製造で、自分の過去所有していた本体よりちと新しい。(汗
さて、電源投入してみました。
HDDの音もしてRAMも48MBあり、当時のWindows 3.1、95時代だと使えるのではないでしょうか。
しかしOSの起動部分でドライブの認識せず起動しない。
CMOS Battery Errorと出ているので設定エラー系ですね。
BIOS設定画面へ入ります。
CMOSバッテリーエラーの表示が出ています。
Basic設定画面だとFDDドライブの設定がされていませんね。
HDDの設定を見ると504MB以上が無効化されている...。
付属のHDDは540MBなのでこれが認識しない要因の様子。
設定を変更しても再起動すると忘れるので、バッテリー交換が必要な様子です。
PCを分解してバッテリーを確認します。
マザーボード全体。
一般的なデスクトップケース時代はAcerのOEM品ですね。
CPUまわり
CPUはPentium 75MHzです。
この時代はセカンドキャッシュは搭載されておらず、
72PINのFP-RAMのSIMMにダイレクトアクセスになっています。
(次の1995年秋モデルから256KBのセカンドキャッシュが追加された)
多分70ns程度のRAMと思われます。
Pentium世代は64bitメモリアクセスで、32ビットSIMを2枚で1セットとなっていました。
チップセットとGPU。
チップセットはALI M1451 + ALI1449のALiのALADDiNチップセットになります。
GPUはCIRRUS LOGICのCL-GD5434(Alpine)と2MBのVRAMです。
Windows 3.1時代のど定番のGPU(グラフィックアクセラレーター)でした。
Windows 95時代にDirectXのDirect 3D対応で対応が出来なかった為にCIRRUS LOGICは衰退していきますが。
さて問題のバッテリーが見つからない。
DALLAS DS12887辺りかと調べてみしたらこのチップの中にバッテリー入っているらしい。
いやぁ、これっとまさかチップ交換?
YouTubeを見るとサイドを削ってバッテリーを繋ぐらしい。
いやぁ、これは相当手間がかかりそう。
という事でFMV-575D4は一旦保留です。
なお、HDDは他のPCに繋いで認識したので生きている様子でした。
Windows95が入っていました。
バッテリーだけの問題か。古いPCはあるあるですね。
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