新型Ninja250を比較する

| コメント(0)

来年のNo.1の座をとりそうな新型Ninja250。

IMAG0253.jpg

スペック面から見てみることにします。

最初にサイズなど。

車名 Ninja250 YZF-R25 CBR250RR
年式 2018 2017 2017 2017
ディメンジョン
全長 1,990mm 2,020mm 2,090mm 2,065mm
全幅 710mm 715mm 720mm 725mm
全高 1,155mm 1,110mm 1,135mm 1,095mm
軸間距離 1,370mm 1,410mm 1,380mm 1,390mm
最低地上高 145mm 140mm 160mm 145mm
シート高 795mm 785mm 780mm 790mm
車両重量 167kg 172kg 168kg 167kg

燃料タンク容量

14L 17L 14L

 

寸法については、以外に新型Ninja250は小柄であることが判ります。
重量もABSモデルで比較すると最軽量であること。
タンク容量は従来モデルの17Lから他メーカーのモデルと同じ14Lへ。
実は現在の車両重量はガソリン満タン状態の重量なので、容量減れば軽量化になります・・・。
シート高は一番高い795mmですが、モーターショーでまたがった所、足つき性は問題ない印象です。

 

次はエンジン



車名 Ninja250 YZF-R25 CBR250RR
年式 2018 2017 2017 2017
エンジン
エンジン種類

水冷4サイクル並列2気筒

排気量 249cc
内径 62.0mm 60.0mm 62.0mm
行程 41.2mm 44.1mm 41.3mm
圧縮比 11.8:1 11.3:1 11.6:1 11.5:1
燃料供給方式 フューエルインジェクション
点火方式 トランジスタ式
始動方式 セルスターター
潤滑方式 ウェットサンプ
パフォーマンス
最高出力 28.5kW(39PS)
/12,500rpm
23kW(31PS)
/11,000rpm
27kW(36PS)
/12,000rpm
28kW(38PS)
/12,500rpm
最大トルク 23.4N・m
(2.4kgf・m)
/10,000rpm
21N・m
(2.1kgf・m)
/8,500rpm

23N・m
(2.3kgf・m)
/10,000rpm

23N・m
(2.3kgf・m)
/11,000rpm

 

ボアとストロークは従来と同じです。
しかし圧縮比は11.3から一番高い11.8へ。
パワーはクラストップの39PS。トルクもクラストップの2.4kgf・mとなっています。
回転数を見れば判りますが、最大パワー、トルクの発生回転数が上がっており、
従来より回すタイプになっていることが判ります。

 

次にドライブトレイン。



車名 Ninja250 YZF-R25 CBR250RR
年式 2018 2017 2017 2017
ドライブトレイン
トランスミッション形式 常噛6段リターン
クラッチ形式 湿式多板
(スリッパークラッチ付)
湿式多板
1速変速比 2.769 2.600 2.666 3.272
2速変速比 1.895 1.789 1.882 2.187
3速変速比 1.500 1.409 1.454 1.727
4速変速比 1.245 1.136 1.200 1.421
5速変速比 1.074 1.000 1.037 1.222
6速変速比 0.960 0.892 0.920 1.068
1次減速比 3.069 3.086 3.043 2.781
2次減速比 2.929 3.142 3.071 2.928
駆動方式 チェーン

 

Ninja250は現行も新型もスリッパークラッチ付きが特徴です。
ギア比は計算式がややこしいので省略。ただチェーンでの減速比は抑えています。

 

次にフレーム、サス。



車名 Ninja250 YZF-R25 CBR250RR
年式 2018 2017 2017 2017
フレーム、サスペンション
フレーム形式 トレリス ダイヤモンド
懸架方式(前) テレスコピック テレスコピック
(倒立サス)
懸架方式(後) スイングアーム
(リンク式)
スイングアーム アルミスイングアーム
(リンク式)

 

まずフレームはトレリスとは何ぞや。

2018-kawasaki-ninja-400.jpg

トラス形状の意味らしいです。
現行モデルはこんな形。全然形が違います。
ダイヤモンド形状はエンジンをフレームの剛性部材としているフレームのことです。

Kawasaki-Ninja-250.jpg

CBR250RR
オーソドックスなダイヤモンド形式のトラスフレームです。

image-02.png

YZF-R25
ヘッド部がトラス形状のダイヤモンド形状です。

YZFR3_chassis.jpg

新型Ninja250のを詳しく見てみます。まずはステアリングヘッド周り。

ninja400_1.jpg

よく見るとトラス形状になっていることが判ります。
がっちりとした形状では無い様子。
ちなみにこの写真でアクセルワイヤーがある事が判ります。

ピボット部

ninja400_2.jpg

メインフレームがつながっていない。( ゚Д゚)
エンジン自体をフレームとして使っています。ピボットレスフレームに近い。
フレームがつながっていない部分に何やら部材はありますが剛性はなさそう。
新設計エンジンなのでフレームとして使うことを想定とした設計の様子です。
現行モデルはエンジンはフレームの一部として使うよりフレームに吊り下げている感じでしたし。

シート周り。

ninja400_3.jpg

ここは比較的オーソドックス?
見て判るのは軽量化を努力したのはうかがえます。
スイングアームは、従来と似たオーソドックスな角形鋼管です。

2018-kawasaki-ninja-400A.jpg

 

最後にブレーキとタイヤ。



車名 Ninja250 YZF-R25 CBR250RR
ブレーキ
フロントディスク シングル
ウェーブディスク ディスク ウェーブディスク
310mm 290mm 298mm 310mm
フロントキャリパー 片押し2ピストン
リアディスク シングル
ウェーブディスク ディスク ウェーブディスク
220mm 240mm
リアキャリパー 片押し2ピストン 片押し1ピストン
タイヤ
フロントタイヤ 110/70-17 110/70R17
DUNLOP ARROWMAX GT601F IRC RX-01F DUNLOP SPORTMAX GPR-300F
リアタイヤ 140/70-17 140/70R17
DUNLOP ARROWMAX GT601 IRC RX-01R DUNLOP SPORTMAX GPR-300

 

ブレーキはフロントのディスク径が290mmから310mmとCBR250RRと同じ最大サイズに。
タイヤサイズは変わらずです。Ninja400ではラジアルタイヤなので差別化の要素もありそうです。
東京モーターショーではタイヤがARROWMAX GT601になっていました。

 

メーター周り。

2018-kawasaki-ninja-400A3.jpg

Ninja1000やNinja650と同じタイプのメーターです。
Ninja650とは機能的にはほぼ同じかな?
現行モデルではギアポジションと燃費計が無く時代遅れ感があったのですがこれが解消しています。

現行モデル。(Ninja300)

2017-Kawasaki-Ninja-300-KRT-Edition-instrumentation-studio.jpg

YZF-R25

yzf-r25_feature_004_2017_002.jpg

CBR250RR

1295d8b6.jpg

メーター比較するとYZF-R25やばし・・・。(汗

比較すると判るのですが、新型Ninja250は現行の価格を維持するためにコストダウンを出来る箇所は努力し、見える部分はクオリティアップに努めた印象です。
いやぁ、カワサキ党では無いですが、来年お勧めはと聞かれたらNinja250と言ってしまうかも。(汗

YZF-R25も来年4年目なので今年も小改良と思われます。
ただあまりモデルチェンジを先送りすると厳しい印象。
YZF-R25乗りとしても今後のヤマハの動きが気になるところです。

コメントする

月別 アーカイブ

ウェブページ

  • about
OpenID対応しています OpenIDについて
Powered by Movable Type 6.0.3

この記事について

このページは、Niiが2017年10月28日 23:00に書いた記事です。

ひとつ前の記事は「東京モーターショーへ行ってきました」です。

次の記事は「新型Ninja400を比較する」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。