NDロードスターのスクープ写真から解析する Part.4

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久々にNDロードスターのスクープ写真から解析です。
まず、リアのボディライン。
形状が判りやすい様にスクープ写真の画像を色調整してみました。

Side01

写真を見て頂くと判るのですが、幌とボティの接続場所とフェールリッドがNCのボディラインより凹んでいます。
フェールリッド部分はほぼ間違いなく、NDのボディが出ていると思われます。
(NCのパーツ加工の可能性はありますが、少なくとも給油口があの位置であるのは間違いないかと)
少なくともトランク部分は現行のNCよりコンパクトなデザインになるのは間違い無さそうです。

さて、今回の解析でメインテーマは、リアサスペンション。
今年の1月に撮影されたスクープ写真にヒントがあります。

Rear01

この写真を詳細に確認した結果です。

Rear02

実はロアアーム系のマルチリンク自体には大きな変化(?)は無い様子です。
一番下にある茶色は、NCにもあるトレーリングリンクです。

水色は、トーコンリンクです。
写真では判り辛いですが、緑色のアームより前側のサブレームに取り付けられています。

緑色のアームは、ラテラルリンクです。
NCと同様にスタビが取り付けられています。

青色はドライブシャフトです。

そして、黄色は見て判る通り、スプリングとショックですね。
実はここが大きく変わっていてNCと比較してアームの外側の後ろ側に取り付けられています。
NCはこんな感じ。

Rs29

この変化は後ろから見ても判ります。

1

従来と異なるのは、取り付ける軸の方向もです。
NCは横方向でしたが、NDはNA、NBと同じ縦方向です。
ショックの取り付け位置が後ろ寄りもNA、NBと同じですけどね。
この変化によって何が変わるのか、単純に考えれば判るのですが、そのままのマルチリンクだとショックが後ろにある為、従来のアッパーアーム相当のリンクだと軸が回転してしまいます。
その為にアッパーアーム相当は大きく変化している様子です。

Rear_side01a

赤の部分はショック取り付けのボルトです。
黄色がアッパーアーム部分です。
NCはアッパー側のトレーリングリンクとリヤー サイドラテラルリンクの2本のリンク構造でしたが、
NDはねじれを抑制する為にアーム形状(または頑丈なリンク2本)になっているのではと思われます。

少なからずともこの辺りはNCと全く互換性が無さそうという事が判ります。
何故、この様にわざわざレイアウト変更に至ったのかと考えると実は単純な理由と思われます。

NDのスクープ写真をみると判りますが、キャビンが後退した影響もあって、NCのサスペンション形状だと幌、ループ収納部にショックの頭が出る事になってしまったのかと思われます。

Mazdamx5miataalfaromeoprototypeside

ちなみにNC。

Nc

幌の位置が変わっている事が判ります。
この辺りは、予算、生産コストの都合でRX-8ベースで作らざる得なかったNCと違い、ロードスター専用(+OEM)で設計出来る様になった所の違いもあるかもしれません。

あとNDのスクープ写真を見て、NCを見てふと思った事。
NCって結構ぽっちゃりしている?
NDはダイエットしました感を感じるのですが…。
噂でNDは900kgというのもあながち嘘ではないかもしれません。

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このページは、Niiが2014年2月14日 09:26に書いた記事です。

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