つい先日初めて知ったのですが、FZR400RR(3TJ1)は、1992年にイギリスとフランスに輸出されていました。
形式名は3TJではなく4DXです。4DX1がイギリス仕様、4DX2がフランス仕様です。
4DXはイグナイターを変更する事によって、日本仕様の59PSから66PSにパワーアップしています。
外見的にはミラーがFZR1000(3GM)と同じタイプに、ウィンカー、リアフェンダー、ストップランプも同様に大型化されていて、特にストップランプは3TJや3LNお馴染みの耐久タイプでは無いのが見た目上の大きな違いです。
フランス仕様の4DX2は右側通行の為、ヘッドライトが日本のプロジェクターが使えずTRXと同じ1灯式に変更されています。
既に発売から20年以上経過していることもありオリジナルの情報が少なく写真も引っかかったイギリスのebayの中古車情報を元に。
サイドから
カラーリングなどからわかる様に普通のFZR400RR(SPではない)がベースである事が
フロントから
ミラーはTRX850やYZF750SP等と同じものに交換されています。
ウィンカーが大型化されているのが判ります。
リアから
ここが一番印象が違うところと思います。
日本仕様と比較してナンバープレートが大きいのでリアフェンダー辺りが違う事が判ります。
メーターまわり
スピードメーターがイギリスはマイル表示なので140マイル(約225km/h)スケールのメーターになっています。
プランス仕様も多分220km/hメーターなのではと思われます。
フレーム打刻部分
形式が4DXである事が判ります。
ちなみにフレーム自体は3TJ1ではなく、3TJ6以降タイプのフレームとなっています。
(配線を通す穴の作りが違う)
と、いうか時期的に4DXのフレームをベースに3TJ6のフレームが作られたのかと思われます。
イギリスで4DX(3TJ)が販売されたということは、アフターパーツもある様で、FZR400RR用のリアサスキットも販売されていました。
Wilbers Type 641 (Hose Reservoir) Shock to fit YAMAHA FZR400 RR
と、いう事で24年経過してからの新事実でしたw
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