ソフトバンクが、米国第3位のキャリアであるSprint社の買収へ動いているとの報道がありました。
先日のイーモバイルに続いて、大型買収になりそうです。米国のSprint自体も交渉は認めるリリースを出しました。
Sprint Confirms Discussions with Softbank on a Possible Transaction
ちなみにSprintは、Verizon、AT&Tに続く第3位ですが、上位2社は1億の契約者数に対して、Sprintは5000万という大きく差を開けられていて赤字が続き株価も安くなっている状態です。
4位のT-Mobileは、3000万でAT&Tと買収交渉していましたが、米国の独占禁止法で不許可となりました。
Sprintの買収については、日本企業なので特に弊害は無いと思われます。4位のT-Mobileはドイツ企業ですし。
ちなみにVerizonとSprintは、日本のauと同じCDMA方式、AT&TとT-Mobileはドコモ、ソフトバンクと同じW-CDMA(UMTS)方式です。LTEに関しては全て規格は同じです。
ちなみに米国の4大キャリアは全てiPhoneを取り扱っています。
Sprintを買収する事によって次世代通信規格の調達コストの低コスト化等があると思います。
通信規格自体も共通チップ化が進み、通信規格による開発の弊害はほぼ無くなって来ています。
ソフトバンクの買収は、日本の端末メーカー、コンテンツメーカーにとっては一つのチャンスの可能性もありますし、iPhoneを中心としたソフトバンクとしては、Appleや他端末メーカーへの発言権の強化、グローバル化への足がかりとしたい所なのでしょう。
困ったのは、auかな。SprintはWiMAXを利用したスマートフォンを出しているキャリアでSprint端末をベースに日本向けに出したモデルがあります。(HTC EVOシリーズ、Motorola Photon等)
今後どの様になるか気になる所です。
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