東芝がWestern Digitalの3.5インチHDD製造設備の一部を取得するという事を発表しました。
東芝はデスクトップPCやDVDレコーダなどのコンシューマ製品向けと発表しているので取得が完了して東芝が製造できようになれば東芝製3.5インチHDDが買えるようになりそうです。
東芝ニュースリリース
米国・ウェスタンデジタル社とHDD関連契約を締結
ウェスタンデジタル社のHDD製造設備等の取得と当社タイ製造拠点の売却
http://www.toshiba.co.jp/about/press/2012_02/pr_j2902.htm
Western Digital Press Room
http://www.wdc.com/en/company/pressroom/releases.aspx?release=f8697da0-111a-49e8-a484-5266d18526ab
内容によると、東芝がWestern Digitalの3.5インチHDD製造設備の一部を取得し、逆に東芝は東芝ストレージデバイス・タイ社の全株式をWestern Digital社に譲渡するとの事です。
ちなみに東芝ストレージデバイス・タイ社はタイ洪水で水没して生産は止まっています。
なんだかWestern Digitalは何をしたいのかと思って調べてみたら有る事が。
欧州委、Western Digitalによる日立GSTの買収を条件付きで承認
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20111124/374866/
上記の条件というのが、「3.5インチHDDの生産に関わる重要資産を第三者に売却すること」との事。
現在、HDDメーカーはSeagate、Western Digital、東芝しか無い訳で、一番シェア率の低い東芝に売却する事になった様子です。
その購入する条件として、タイの工場を引き取ってもらったという感じですね。
再開するとしても相当の資金が必要になる訳ですし。
で、気になるのが売却される「3.5インチHDDの生産に関わる重要資産」がWestern Digitalの技術なのか、日立GSTの技術なのかが気になる所。
とりあえず、日本メーカーの3.5インチHDDは無くなる事は無さそうです。
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