iPhone 3Gの良さ、iPod touchの良さ

iPhone 3G (16GB 白)とiPod touch(16GB)を両方使っているので違いに気がついたところを。

まずバッテリーですが、純粋にミュージックプレイヤーとして使う場合は、iPod touchの方が持ちが良いです。
iPod touchは、普通に使っていて16時間以上問題なく使えていましたが、iPhone 3Gは12時間は持たないですね。
これは、iPhone 3Gが常に携帯網の通信をしている事が大きいと思います。(特にメール関係)
iPod touchで無線LANを使っていたら短いと思いますが…。

iPhone 3Gは、何処でもインターネットが出来るのが魅力ですね。
田舎で使用してみましたが、ハイスピードでない地域では遅かったですが、それでもWILLCOMのPHS通信と比較すると快適です。
道路渋滞情報の確認や、本屋に目的の本が無かったのでiPhone 3Gを使ってすぐにAmazonに注文とか…。(^^;
他の携帯でも出来るのではと思われるかもしれませんが、自分的には普通のPCのWebブラウザと同じ事が出来るのが大きいです。
また普通の携帯でアクセスするよりもレスポンスが速いのでは感じています。
iPod touchは、無線LANが使えないと魅力が半減するので、無線LANが利用できる場所に長くいる人には良いかと思います。

次にiPhone 3Gの背面が丸みがありますがこれは確かに電話として使うには良さそうです。
iPhone 3GとiPod touchを比較するとiPod touchは握りづらい感じがあります。
この事からもコンセプトの違い(iPod touchはミュージックプレイヤー、iPhone 3Gはインターネット端末と電話機)を感じます。

GPSについてですが、iPhone 3GのGPSは、ちゃんととっている様子で自動的に追従します。
ただし、3Gの通信が成立している条件下となります。まあ3Gの通信が成立していないと地図が読めないですしね。
iPod touchは、GPS機能が無いので、無線LANの基地局情報を元に位置を取っている様子です。(遅いし位置は大雑把)
携帯のGPSソフトを比べるとナビ的な利用では経路検索機能が日本で提供されていないので利用できないですが、現在地を元に何があるかは、Google Maps等の情報と同じかと思います。
ちなみに他の携帯の場合、マップやナビの利用って月額単位の有料なんですよね。
だからGPSナビが出来ると売りにしていますが、利用するためには月額で利用料を支払う事に。

カメラについては、まあ並かなぁ。
まだまだ撮影後のiPhone 3Gの機能を生かしきれていない状態かと。
他の携帯カメラが高性能化していますが、やはり携帯のカメラですしね。(デジカメとは出来が違うので割り切りが必要)
動画が撮れないですが、だから撮っても他の携帯みたいにカクカクぶりだったら不要です。
Apple的には、動画を付けるならば撮ってYouTubeにアップ出来るまでしないといけない気がします。

上記から、iPod touchはミュージックプレーヤー、iPhone 3Gはインターネット端末としての利用が中心になっています。

最後にiPhone 3G等を使っていて、日本の携帯端末とはカルチャーが違うなぁと痛感します。
日本の携帯端末は基本的にキャリアやサイト、アプリ提供会社のサービスを利用するのが基本で、無いものは端末を買い替えるか、提供会社から提供される(そしてキャリアが課金システムを提供する)、待ちが基本のスタイルの感じですが、
iPhone 3Gは、Appleが端末と開発環境、そしてストアを提供し、キャリアが通信網を提供し、使い方はユーザーが作り上げる、自分から積極的に動く感じかと思います。
使い方次第でiPhone 3Gはすごい端末になるし、ダメな端末になる可能性がある。
それを決めるのはユーザーという感じです。