イーフロンティアが民事再生のニュースを見て「ああっやはり厳しかったかぁ」と。
以前、勤めていた会社です。
帝国データバンクによると、PCパッケージソフトを開発・販売するイーフロンティアが12月12日付けで民事再生法の適用を東京地裁に申し立てた。負債総額は約23億5000万円。
IT Mediaニュース PCソフト販売のイーフロンティア、民事再生申し立て
ちょっと驚きだったのが、いつの間にかShadeの開発は、株式会社Shade3Dという会社に独立(社長はエクスツール時代からの笹渕さん)していて、販売代理店契約を終了していた事。
株式会社イーフロンティアとの販売代理店契約の終了とShade 3D ver.15 販売開始の延期について
多分、イーフロンティア自体の民事再生法適用が避けれられなくなってShadeへ被害が及ぶ前に契約終了となったのかなぁ。
それをともかくとして実感したのは、日本国内のPCソフトの箱売り市場が10年近く前から崩壊しつつあって、パブリッシャーとしてのイーフロンティアが厳しい状態に陥っていてのは当時勤めていて感じていて、会社として会社のスリム化等の対策をしたが、結果的に負債が膨らんで自社社内の再建では困難になってきたという事かもしれません。
この5年間でもPCソフトの売り場は減っていましたし、Adobe等の大手PCソフトメーカーはオンラインのサブスクリプションへ移行など箱売りから脱却していましたしね。
正直、イーフロンティアが再建したとしても、今までのPCソフトのパブリッシャー(箱売り)から脱却しない限り今後もきびしいと思います。
実は似たような状態が5~10年ほど遅れて進行しているなぁと感じている分野も。
ゲーム等を中心としたゲームの箱売りなんですよね。
スマホなどソーシャルゲーム等の普及もありますが、パッケージを一定本数売って利益を出すという販売スタイルが今後崩壊する可能性が十分あり得ます。
販売店の変化を見ていると2000年代のPCソフトと似た感じになっていると感じています。
今後、どのようになるのか気になるところです。
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