今回は、マツダ横浜R&Dで開催されているロードスター展に展示されているNDシャーシからです。
メジャーを持って行ったらRCOJの水落さんに「計りに来た人は初めてだよ」と言われました。(汗
折角、目の前にNDシャーシがあるだったら計らないとね。
と、いう事でまずホイールベース。
2290〜2300mmの様子。NCが2330mmなので最低30mmは短くなっています。
ちなみにNA、NBが2265mmなので30mm程長い事になります。
丁度NA、NBとNCの中間的なホイールベースです。
次にトレッドですが、ホイールがついていないので何とも判らないのですが、NCと同じくらい?
ホイールオフセット次第ですが、米国で展示されたシャーシから推測するにデミオの16インチ純正ホイールな感じ。
これだと、車幅は1700mm切りしそうな気もします。
次にNDに15インチホイールが付くか?
まずディスクローター径。
フロントは直径約250mm。NA8やNBのノーマルサイズとほぼ同じローターサイズですね。
リアも直径約250mm。前後ともほぼ同じサイズです。
ローターサイズからだと14インチも可能そうですが、実はナックルの出っ張りがあってこれで14インチは無理です。
フロントのナックル部分の出っ張りは、半径約150mm、直径だと約300mm。
NCが半径約180mmだったので15インチは可能そうな雰囲気です。
と思いきや実はリアのナックルの出っ張りの方がNDは大きい…。
半径約170mm、直径だと約340mmです。
ちなみにNB純正のNR-A用の15インチの内側を実測すると…。
一番広い内側で約360mmでした。
正直、15インチは装着可能だけど凄くホイールを選びそうな予感です。
ちなみにブレーキ周りを見て思う事。
バックプレートを見る限り一回り大きいローターが取り付け可能ですね。
あと、フロントのセンターからシフト位置は、NDシャーシが約1150mm。
NCを測定すると約1100mmなのでやはりシートポジションは50mm程後退していそうです。
さて、ここからはオマケ。5月のスクープ写真からです。
jalopnik : Step Inside The Ugliest Little 2016 Mazda Miata Mule In The World
白いテスト車両は、アルファロメオ版だった事が判明しています。1.4Lターボですね。
エンジンルームは、NCと大きな違いが無さそうです。後退分は室内?
ラジエターのリザーバータンクが横に移動しています。
で、エンジン前にラジエターらしき物が。てっきりラジエターがここにと思ったのですが、インテークの反対側に無いので小型の物の様子。
ラジエターはこの写真の前方にありそうです。バッテリーの搭載位置も確認出来ます。
次にフロント周り。マツダマークが。(汗
実はここにNDボディのヒントが見えている気がします。
ライト周り拡大。ライトの周りのボディに注目。
ボディ側のライト用の穴とNCのライトの位置が合っていない様に感じます。
想像で穴のラインを書いてみると。
NCのライトの位置よりも内側に寄っている感じもします。
これはあくまでアルファロメオ版のメカプロなので判りませんが、モノコック部分が同じであればライトは今のマツダデザインの様にフェンダーラインに伸びたライトデザインでは無く(ボディ形状的に無理)、NB1やNC1の様な小降りの丸っぽいデザインの可能性があります。
リアのトランク内はNCよりも小さそう。
少なくともガソリンタンクの形状はNCと異なっている様子。
室内は、ドアの長さが短くなっている事が伺えます。
ATの様子なので間違いなく、DCTでしょうね。
さて、噂によるとNDは最初は1.5L 幌モデルのみという話が出ています。
RHT等は遅れて投入されるとか。NCと一緒ですか。(汗
一つには元々今年発売の予定だったのが開発が遅れて2015年になっている状態からもこれ以上延ばせない市場的な状態もあるかもしれません。
昨日、若手のロードスターMTGでToshi80さんと話していて出て来た事。
「もしかしてNDが発売されても、NC RHTは併売されるのでは!?」
NDはどちらかというとNAやNB6的な車で、NCとは明らかにユーザー層が違うと思います。
このままRHTが無くモデルチェンジしてRHTの選択肢が無くなると今の国内市場70%以上、海外も50%の市場の客を取りこぼす事に。
ちょっとに気になる所です。
あと1ヶ月ちょっとで色々と判明しますが、この一ヶ月が色々と楽しいし、まだかまだかになってしまうのですけどね。
とりあえず、解析するシリーズは何か大きな事が発覚しない限り今回が最後の予定です。
特にデザインで期待を裏切らない、欲しいと思うND ロードスターが登場して欲しいです。
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