ニンテンドー3DSが8月11日に値下げとの事。
iPhone、Android、Windows Phone等のスマートフォンの台頭に伴って、既存のゲーム業界に影響が出ている訳ですが、強気の任天堂でさえ弱気になった感じがしますね。
どうしても「ニンテンドー3DS」等は、ゲームソフトが既存のパッケージ販売が基本なので、どうしても台数を増やしてゲームが売れるすそ野を広げないといけない。
しかし、現状だと期待出来る程の販売台数を達成していないし、ゲームソフトも販売を苦戦している状態なのではと思います。
(少なくとも、自分の感じている範囲では苦戦でしょう)
とにかく本体価格を安くして、販売台数を増やし、従来型のビジネスを続けれる環境にしないといけない。
その為の値下げかと思います。
ただ、これによって「ニンテンドー3DS」が上向きになるかは正直疑問。
ハードよりも受けるタイトルを早急に充実しないとプラットフォーム自体は失速しかねないと思います。
「ニンテンドー3DS」は現状キラータイトルが無いのが致命傷かと思いますね。
ここを早急に解決する事が急務かと思います。
これに伴って気になるのは、年末発売予定の「PlayStation Vita」でしょうね。
価格もですが、市場に受け入れられるのか、または3DSと同様に苦戦するのか、気になる所です。
ここからは個人的な意見。
今後のゲーム業界を考えると開発コスト削減の為にハードウェアは汎用の方が望ましく専用のハードは避けられる傾向になると思います。
正直、「ニンテンドー3DS」は従来型の独自のハードの塊だったりします。
この為、他のプラットフォームのノウハウで安易に作って出す事も出来ない。
簡単にクソゲーを作るという意味では無く、プラットフォームの開発の容易性で開発の余力を作り、これによってより良いアイデアや発想を生み出す土壌があればという意味です。
「PlayStation Vita」はスマートフォンのプラットフォームの延長線上に近いハードウェアです。
基本的にスマートフォンの経験がそのまま開発に生かせるので、ゲームを作り易いのは間違いないでしょう。
そして「PlayStation Suite」の結果次第ではカジュアルゲームもゲーム機に来るかもしれない。
販売手法にも左右されますが、長期的目線で見ると「PlayStation Vita」の方が有利かと思います。
ただゲーム機が成功するかは、既存のゲームメーカーがスマートフォン市場で成功するかの結果次第かもしれません。
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